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2011/05/24 アルハンブラデー

2011.05.28 10:53 Saturday | ゲーム会

2003年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作「アルハンブラ」、これの拡張セットがまとめて入っているビッグボックス版というのがあります。

アルハンブラビッグボックス
右にうつっている箱が通常のアルハンブラです。こうやって比較すると、いかに大きいかがわかります。まさにビッグボックス!

セット内容
蓋をあけてみたところの写真です。箱が大きいために、通常は折りたたみ式のスコアボードも、1枚の板になっています。

綺麗に収納
アルハンブラには5つの拡張セットがありまして、このビッグボックスにはそれが全部入っています。しかも拡張セットごとにきっちり整理して収納出来るようになっています。

色変更
ちなみにアルハンブラは途中の版からお金の色が変更になっています。ゲームには4色のお金が登場しますが、その内茶色(マニュアルでは紫って書かれてたかも…)が緑色に変更されました。上は新しいボード、下が以前のボードです。同系色が多くてわかりにくかったので、いい改善点だと思います。

拡張セット1の様子
そんなアルハンブラビッグボックスですが、なかなかプレイ機会がありませんでした。(ルール読んでなかったのが原因)丸1日アルハンブラだけ遊ぶ日があってもいいな〜、なんて考えていたのですが、ついにそれを実行出来ることになりました。集まってくれたのは、ksさんとluckさん。3人で拡張セットを全部やります!

前述の通り、ビッグボックスには拡張セットが5つ入っています。で、それぞれの拡張セットには、4つの独立した拡張ルールがあります。つまり、全部で20の拡張ルールがあります。これらは好きな物だけ取り入れて遊べるようになっています。当然20全部入れて遊ぶことも可能です。

でもいきなり20拡張ではさすがにルールが覚えきれないだろうってことで、拡張セットを1つずつ、つまり4拡張ずつプレイしていくことにしました。
☆第1戦「拡張セット1」19:00〜21:10

両替所
1つ目の拡張は「両替所」です。お金カードの山札に混ぜて使用し、お金と同じ手順で取得します。購入時に使用すれば、他の種類のお金も使えるようになります。両替所取得時に1手番損することになるので効率は落ちるものの、欲しい建物が出た時にチャンスを逃しにくいというメリットがあります。

仮設小屋
次は「仮設小屋」です。これは建物タイルの袋には入れず、色ごとにシャッフルして場に山札として置いておきます。購入時に、一番上の仮設小屋を無料で購入出来るアクションが追加されます。隣に同色の建物があれば、その数だけ建物が増えたと見なされます。アルハンブラでは建物の数が重要になるので、配置に成功すればかなり有効です。

ボーナスカード
「ボーナスカード」はゲームの最初に配られます。今回は3人プレイなので、3枚ずつ配られました。これらのカードには壁のない建物のタイルの絵が描かれています。得点計算時、カードに描かれている建物を所有していれば、カードを公開することによって建物の数が+1されます。僕は3枚とも他の人に買われてしまい、結局ボーナスを得ることが出来ず…。

ワジールの寵愛
最後は「ワジールの寵愛」という木製のマーカーです。これは誰かの手番が終わった直後に割り込みで購入出来る、というもの。ただし、ちょうどの金額の時にしか使用出来ませんし、追加手番もありません。また、一度使用したら裏返しておき、あとで手番を消費することよって表に戻すことが出来ます。他の人にとられたくない場合など、使いどころさえ間違えなければ結構有効かも。ただ2度3度と使用するためには、表に戻す手間がちょっと大きすぎます。1ゲーム1回だけって感じかなあ。

両替所は多用してみました。仮設小屋は誰がトップがわかりにくくなってちょっと面白かったかも。僅差で逃げ切って勝利。

1位 147点 dj
2位 143点 luck
3位 134点 ks


☆第2戦「拡張セット2」21:10〜23:40

ダイヤモンド
「ダイヤモンド」はどのお金カードとして使えます。ただし、他のお金カードと混ぜて使うことは出来ません。そこそこ有効ではありますが、11枚しか入っていないので使い方が難しい印象。

キャラクター
「キャラクター」はお金カードに混ぜて準備します。全部で10枚ありますが、使用するのは1ゲーム中に6枚だけ。めくられた時に一時ゲームを中断し、競りを行って獲得する人を決めます。効果はキャラクターごとに違い強力なものもありますが、競りでがんばりすぎるとその後の展開が辛くなります。

都市の門
「都市の門」は門カードとセットになってます。門カードはお金の山札に混ざっていて、めくられたらお金カードの代わりに取得することが出来ます。門カードを持ってるプレイヤーは、建物タイルを取得して配置する際、壁のところに都市の門を置いてアルハンブラの外に配置することが出来ます。門は人数分しか用意されてなくて、結局ksさん1人しか使用しませんでした。建設ルールがちょっと変わってアルハンブラの拡張がしやすくなるのがメリットですね。

陣地
「陣地」は建物タイルと一緒に袋の中に入れられます。通常の建物タイルと同じように取得しますが、配置する場所はアルハンブラの壁の外側になります。陣地タイルに描かれている矢印の向きに並んだタイルの分だけ得点が得られます。

陣地を有効活用したksさんの勝利。luckさんはキャラクターのコレクションに走りましたが、コンプリートが叶わないだけでなく、金欠にもなってしまったせいか得点は伸びず…。
2戦やって、僕とksさんが1勝ずつ。このへんで、未勝利のluckさんが「勝つまで帰れない」発言を…w

1位 151点 ks
2位 132点 dj
3位 123点 luck


☆第3戦「拡張セット3」23:40〜25:50

おつり
アルハンブラの特徴的なルールとして、おつりの出ないように買い物をすればもう1回追加で手番が来る、というのがあります。高価な買い物=高得点とはならないので、おつりがもらえないことによるもったいなさは感じないのですが、もう1手番出来ないことが痛い。で、この拡張は「おつり」です。2金分の余りで1金分のおつりコインがもらえます。おつりがもらえた時には追加手番がありませんが、この1金をうまく使えば、後々の手番でぴったりの買い物がしやすくなります。

泥棒
「泥棒」カードは12枚あって、プレイ開始時に各自に配られます。3人プレイの場合は4枚です。この泥棒さんたち、盗めるお金の種類が決まってます。ランダムで配られるので、どの色のお金を盗めるかはカード次第。使い方はワジールの寵愛の時のように、割り込みです。お金が場に補充された時に割り込んで、そこから欲しいお金を盗んでいきます。4枚持ってるので1ゲームに4回まで盗めるってことになります。もっとも、場からお金が盗まれてもその直後に補充されるので、盗まれた方はあまり痛くないかも。あくまで自分の欲しいお金をもらえるチャンスが増えるってことだけですね。

壁カード
3つ目の拡張は「壁」です。建物タイルに壁が描かれていないところにも、このカードを使えば壁を作れます。壁はつなげば高得点となるのでおいしいのですが、アルハンブラを拡大しにくいという面もあり、使用感はかなり微妙。この壁カードはお金カードの山札に混ぜられます。めくられたら脇にためていき、手番でこのカードをとればそこに指定された壁を作ることが出来ます。

配置された壁
最後の最後、うまく壁がつなげられなかったところだけに継ぎ足したいので、場には壁カードがあふれてました。この木製の壁は12本も入っていますが、こんなに使われることってあるのかなあ?

行商人
拡張セット3の中で一番ユニークなのが、この「行商人」です。ルールの説明はちょっとめんどくさいかな。自分のアルハンブラの建物タイルの横、つまり建設予定地に行商人のタイルを置き、そこに今後建てるであろう建物の色の行商人を3人配置。うまく色があったら、新しく建てた建物に行商人を残し、足りない分を追加、ってな感じ。いろんな色の行商人がアルハンブラにいれば高得点、っていうシステム。文章だとちとややこしいけど、面白いルールでした。

前述の通り「壁」は全く有効活用されませんでした。「おつり」は結構使われてましたね。泥棒はあってもなくてもいいかなって感じ。盗みたいタイミングを見極めるより、何でもいいから早めに盗んで手札のお金を増やしておいた方が選択肢が増えるんじゃないの?って感じで。ポイントになったのが行商人で、僕は予想が失敗しまくりでなかなか増やせず…。
結果は僅差でしたが、luckさんがついに勝利!ただ、ksさんと同点首位だったため、あまり納得いってない様子…。

1位 176点 luck、ks
3位 166点 dj


☆第4戦「拡張セット4」25:30〜28:00

建築家
「建築家」のカードを使うと、追加で建て替えが出来ます。また、このカードは通常のお金(3金)としても使用可能、というちょっと変わったカード。いつもは建て替えをすると1手番損をしてしまうので、極力やらない方向なのですが、このカードでもっと建て替えさせようということなのでしょうか。あまり使われることなく、普通にお金として使われてました。

バザール
拡張セット4の目玉はこの「バザール」だったかも。建物タイルと同じく袋の中に入れて使用します。得点計算時、このバザールタイルのまわり(縦横斜めの8方向)に、タイルに描かれている色の建物がいくつあるかを調べます。で、建物の色の数(最大3)X建物の数(最大8)が得点となります。何と一枚のバザールで最大24点!効果が大きいためか、最終得点時のみ計上します。

攻撃者
「攻撃者」の拡張は、3回の得点計算時に毎回敵が攻めてきて得点がマイナスされてしまう、という珍しくネガティブなもの。左のカードが攻めてくる方向を示すカードで、東西南北の4枚があります。攻められた方向の壁のないタイルの枚数分だけ減点します。回が進むにつれてマイナス点は多くなります。右側のカードは偵察カードで、カードと同じ色の建物をちょうどの金額で購入した時に獲得し、すぐに攻撃者のカードをのぞき見ることが出来ます。あらかじめどの方向から攻めてくるかがわかるってことですが、わかったところであまり対処のしようがあるわけでもなく…。

宝物庫
最後は「宝物庫」です。新たに小さななボードが加わります。3つの宝物庫がありまして、ランダムに宝物を4個ずつ置いておきます。手番の時に8金以上出せば(種類は問わず)どこか一つの部屋の宝全部をもらえます。もっとも、獲得した宝箱は自分の同色の建物の上に置かなければなりません。もし置けない場合は、隣の人へ渡す、というルールが面白い。隣の人がおいしい思いをするのは嫌なので、自分でしまえるように建物を建ててから取りに行くって感じになりますね。結局この宝物庫については、みんなが同じ数だけ獲得し、得点差はありませんでした。

何と言っても「バザール」の効果が大きかったです。luckさんはバザールを使わなかったため、大差がついてしまいました。

1位 216点 dj
2位 202点 ks
3位 126点 luck


☆第5戦「拡張セット5」28:00〜30:00

やっと最後の拡張セットです。かなりいい時間ですw

新たな得点計算タイル
「新たな得点計算タイル」はゲーム開始時に準備されます。建物の種類による得点がかわります。試みとしては面白いのですが、単にややこしくしてるだけ、という印象が…。またこの拡張には全ての建物タイルが一覧出来る早見表がついてきます。拡張セット5にしてついにって感じです。ただこの早見表があるおかげで、残りのタイルはどれどれって調べ始めると無駄に時間が長くなる傾向があり、使わない方がいいのかなって思いました。

スルタンの力
「スルタンの力」はお金カードの山札に混ぜて使用します。めくられたらダイスを振り、建物の種類を選びます。このスルタンの力を獲得した人は、後で割り込む形で建物を無料でもらえます。ちなみにスルタンのカード自体は7金で買えるので、建物を買うタイミングを後ろにずらす、という効果があります。もっとも、どのスルタンも7金ということで、7金のカードの効果が上がりすぎてしまいました。7金カードをたくさん引けた人は、スルタンを獲得しやすくなるわけですから…。

キャラバンの列
「キャラバンの列」カードは各自2枚まで購入可能です。購入条件は建物の種類が4つ以上あること。種類が多いほど安く購入出来ます。購入したら手元に置いておき、お金カードのかわりに使用することが出来ます。さらに手番が来る度にその価値が上昇していきます。ですから、なるべく早めに獲得しておきたい、と。ただ、使用する条件がちょっと厳しくて、有効活用するのが難しいなっていう印象でした。

ムーア人の芸術
「ムーア人の芸術」はちょっと変わってます。同じコストの建物を2つ以上獲得した時に、同じコストの描かれた六角形のタイルをもらえます。これはそのコストの建物をいくつ持っているかを示していて、建物が増える度にマーカーを移動させていきます。手番時には六角形タイルを一つ分回すことが出来、これによって得点を獲得出来ます。ただし、マーカーがある場所までしか回せません。
コストの高い建物の六角形タイルはかなりの高得点まで伸びるのですが、何度も回して手番消費しなければいけないので、アルハンブラを作るのに忙しいとなかなか手をつけられません。

今回は拡張云々の前に、通常ルールにおいてluckさんがダントツの展開でした。で、そうなると手番に余裕が出来、ムーア人の芸術などにより余計得点出来る、と。勝ってる人がより強くなってしまうという感じの拡張でした。

1位 185点 luck
2位 121点 dj
3位 111点 ks

ついにluckさんが単独で、しかも大差で勝利をおさめました!


拡張セット5の様子
5戦5拡張セット、全部遊んでみんな仲良く2勝ずつという結果。同じゲームをこう何度も繰り返して遊ぶことは稀ですが、元がいいゲームなだけに面白かったです。拡張は微妙なものもありますが、入っててもいいかな〜というのもいくつかありました。ただ拡張の宿命ですが、効果の割には煩雑さや時間を増加させてしまう傾向にあるのも事実。通常ルールに飽きた時にいくつか加えて遊ぶ、という感じがいいのかも知れません。
20拡張を全部入れてプレイすることも可能ですが、きっとこんがらがるんだろうなあ。ネタ的には遊んでみたい気もしますが…。

と言うことで、ksさん、luckさん、お付き合いありがとうございました。
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